有珠山の噴火遺構に行ってきた(後編)

前回からの続き…


次に、洞爺湖の方向にちょっと戻って、金比羅火口災害遺構散策路にいってみた。ここは熱泥流に被災した建物が残されて、見学することができる。こちらも火山の災害を実感できる。そしてこちらも廃墟が好きな人向け。(頭の片隅にはヨコハマ買い出し紀行の風景が…。最後の橋は特に。)



町営温泉「やすらぎの家」。



手前に2本木がある。以前の訪問時は右だけ枯れたようで、どこかのページでは熱泥流の影響の僅差によるだろうと書かれていたが、右の木にも緑が戻っていた。



建物のすぐ側にまで寄る事ができる。多分、眺めの良い浴室だった場所は、泥で埋まっている。



無料ロッカーも泥に埋まっていた。



もう一つの大きな遺構、桜ヶ丘団地。これも屋根に雑草がはえている。



普通に、そこら辺にあるような団地。郵便受けの表札も付いたままでした。



台所っぽい。意外と内部は綺麗。



裏に回ってみると、一部屋だけベランダから植物が爆発していた。あの部屋の住民は、ベランダで植物を育てるのが好きだったのだろう。



最上階の角部屋の中に青色が見える。



拡大。噴石で天井に空いた穴らしい。これは怖い。



ぱっと見、1階に見えるが、実は2階部分のベランダ。上流から橋が流されてきて、ここに衝突して壁が壊れている。



流されてきた橋。国道230号線のもの。道路の線形に沿ってRが付いていたが、橋自体は大きく歪められていなかった。構造自体は頑丈だけど、こんなものまで流されるとは。



唯一残った別の橋の歩道部分。これはヨコハマにそのまま出てきそうな雰囲気。右側には車道部分も残っています。