オフレポ : 『ミクパ&台湾』鑑賞オフ会@札幌

『ミクパ&台湾』鑑賞オフ会@札幌という、ボカロ好きが集まって開催された有志手作りのイベントに参加しました。その面白さや、思った事などのオフレポです。

おおまかなイベントの紹介

台湾でVOCALOID初音ミクなどのライブ『ミクパ&台湾』が開催され、その様子が東京のテレビ局で放送されました。しかし北海道での放送はありませんでした…。その放送を録画し、見たい人が集まって鑑賞しようというイベントです。


会場は札幌市中央区にあるカラオケのパーティルーム。60人にも対応できる程の広さです。その部屋のスクリーンにライブ映像を映して楽しみました。


ちなみに「鑑賞会」と言いますが、ケミカルライトを持って飛び跳ねたり合いの手を入れたり、ライブに近いようなイベントです。もちろん座って鑑賞する人も居て、結構自由に楽しめます。


参加者は35人で、高校生から40代ぐらいまでと幅広い層です。多かったのは20歳前後ぐらいだと思います。

ライブめっちゃ楽しい


楽しむのは映像なので、今回のは擬似的なライブだったのだけど、ライブと共通する楽しさもあります。


それは、好きな曲を独特の雰囲気で楽しめる事。自室では不可能なほどの大音量で場を満たす音楽、同じくボカロ好きな皆の盛り上がり、この雰囲気がとても楽しいです。これは@kouki_secさんのツイートが分かりやすいかな。



とにかくボカロ曲を聴くだけでも楽しいので、気になる人は参加してみると良いと思います。ぼっちでも大丈夫!

イベント自体について


参加費が980円*1と安かったのが良かったです。懐に優しいし、いろんな人が参加しやすいと思いますので。


一方で、主催者は会場や機材の手配や、その他いろんな準備があったと思いますし、参加者としてはそのご好意にかなり甘えさせていただきました。ほんとうにありがとうございます。


さて、イベントの流れは(1)交流会、(2)『初音ミク -Project DIVA- ドリーミーシアターExtend』(以降DIVA)の鑑賞、(3)『MIKUNOPOLIS in LOS ANGELES』鑑賞、(4)『ミクパ&台湾』鑑賞でした(途中、休憩等もありました)。(2)以降はライブの様な感じでした。


(2)について、DIVAの鑑賞モードの視聴でした。私は詳しくなく、みんなでプレイするのかと思ってたので意外でした。沢山の人が知ってる有名曲中心でありつつ、ああいう所で聴いて音やリズムを楽しめる選曲に感じました。
ただ、会場が広くて参加者が散らばっていたので、そこまで盛り上がった感じではありませんでした。


(3)では、机やイスの大半を会場の後ろに移動させ、視聴する人がスクリーン近くに集まりました。また照明も落とされたので、スクリーンやケミカルライトが目立ち、まさにライブ会場のような雰囲気でした。さらに、MIKUNOPOLISの演奏が素晴らしかった事も加え、かなり盛り上がりました。


その後休憩を挟み、メインの(4)『ミクパ&台湾』鑑賞に。これは生放送されたテレビ番組を録画したものを鑑賞しました。
しかし、私の印象なのですが、(3)に比べて盛り上がりが少なかったと感じました。原因として次があるのかなと思います。
・(3)で疲れていた。長丁場のイベントは盛り上がる所やまったり進行する部分などメリハリがあっても良いかもしれない。
・テレビ番組であるため、中継にCMや番組進行が挟まり、ライブ映像に集中しにくかった。
・テレビ番組録音であるため、(3)と比較して音が良くなかった(音量は大きいんですが、ダイナミックレンジが狭いというか特に低い音が不明瞭で、解像度も低く感じました)。


最初の理由以外は、DVDの発売に期待、ですかね。音に関しては、全く耳に自信の無い自分でも明らかに分かるほどの違いでした。(3)の音が良すぎるのもあったかと思いますし、音が良いとほんとに音楽に身をゆだねる事ができたと感じます。今回のイベント後にボカロクラブイベントの話題が出たようで、音を楽しむ場としてかなり興味があり期待します。



ボカロ好きな人と話して、おもしろかった話題

今回のイベントはtwitterを中心に人が集まっていますが、私はtwitterではそこまで話しかけないので、ぼっち気味な参加で、最初は気構えていました。ですが、初対面でも話しかけて頂いた人も多かったし、ボカロ好きという事で話題も尽きませんでした。そんな感じでいろいろ話をしたのですが、その中からいくつか。


○ボカロにハマったきっかけ
DIVAからはまったという人が何人かいました。その中の一人は、プレステ3フォームという仮想空間上で開催されたライブイベントで、3Dのボカロモデルの踊りをみて興味を持ったという事でした。その踊りの何に感動したかというと、人間の動きに含まれるノイズが除去された綺麗な動きだった点、という事でした。その後kzさんのCDを聴いて曲の方も好きになったとのこと。前述しましたが、私はDIVAに詳しくなく、こう言った話を初めて聴きました。
もう一人の方は、今年からボカロ関連の活動を始めたとのこと。イラストを書かれているのですが、同人での知人に誘われ、ボカロ界隈へ連れ込まれたとのことことです。好きな曲を聴いてみると、freely tommorowのゆっくりverとか、KAITO曲を選んで聴いていたり、王道といえる初音ミクから外れた面白い聴き方をされていました。
ボカロ界隈といっても、いろんな間口がある事を実感できます。


○札幌のボカロ界隈のクラスタ間での断絶
タイトルはやや大袈裟です。札幌のボカロ界隈にはいくつかクラスタがあるそうです。今回のこのイベントに集まったtwitterクラスタや、mixiコミュ、ニコニコ動画のコミュニティなどなど。面白いのは、それぞれのクラスタがあまり重なっていないという事。自分も今回の参加者とはあまり交流してないボカロクラスタの人を知ってますし、以外と見えてないだけで身近にもっとボカロ好きな集まりがあるのかもしれません。


痛車
プリンタで印刷できるマグネットシートを利用した簡易痛車化の計画を話したところ、通販の強力なシートを使った方が良いとのアドバイスを頂いたり、何故か来年の洞爺湖でのイベントを目指して痛自転車の作成計画が始動してしまったり。


自分にとってはになりますが、こんな感じのイベントでした。

*1:カラオケのフリータイム料金