30分で(著作権的に)掲載可能な地図作成の方法(QGIS)

地図って使いにくい

googlemapなど、Web上の閲覧はとても便利だ。
ブログでもgooglemapを貼り付けることが出来る。
でも、例えば車載動画を作ろうとしよう。
大抵の地図は、権利者の許諾が必要になってしまう。

GISすごい

ここでGIS(地理情報システム)というものがある。電子データとして扱える地理情報を用いる。


たとえば、標高データを使えば登山やフライトシミュレーターに便利な鳥瞰図を作ることが出来る。傾斜の分布データを使えば、土砂災害の危険性な場所を推定できる。人口分布のデータを使えば、商圏の推定ができる。


そして、さらにすごいことは、様々なデータが無料で公開され、しかも使用条件の束縛が少ないことが揚げられる。

30分で導入してみる

手っ取り早く手順を羅列します。なので細かい説明・正確性は無視します(追記:細かいこと・詳しいことは知らない、とも言う)。使うのはすべて無料のものです。

表示ソフトのインストール

winなら下記のソフトを、インストーラーでインストール
QGIShttp://www.qgis.org/wiki/Download

データのダウンロード

下記のファイルを落として解凍しておく。
みんなの地球地図http://www.globalmap.org/download/index.html
地球地図日本(簡易版)→TIFF→v1.1一括
地球地図日本(簡易版)→shape形式→交通網(線)→v1.1
使用条件:少量のデータなら、利用申請・報告不要。利用の際はデータ出典の表示が必要。

作図

QGIS起動
・レイヤ→ラスタレイヤの追加→落としたデータのうち「el256.tif」を開く
・レイヤ→ベクタレイヤの追加→落としたデータのうち「transl_1_0.shp」を開く

結果

すこし線はいじっていますが、(追記:加えて県境の表示)下記のような図ができます。標高データは1kmメッシュなので、拡大すると粗が目立ちますが、交通網はベクターなので拡大にも耐えます。また、別なサイトからは10mメッシュの標高データを得ることができます。(広い領域を扱うにはマシンパワーが必要そうだけど・・・)。

※データは「地球地図日本(簡易版)」バージョン1.1を使用